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対論 “ヘッドコーチとは?”

達川光男(ソフトバンク)×伊原春樹(野球解説者) 対論“ヘッドコーチとは?” 「監督がやりたい野球ができるようにサポートすることが重要」

 

強いチームには良きヘッドコーチがいる――。監督の懐刀として、チームを束ねる非常に重要な役どころだ。2007年から巨人ヘッドコーチとしてリーグ3連覇に尽力した伊原春樹氏。ヘッドコーチのすべてを熟知している同氏が各チームのヘッドコーチを直撃して、その考えを聞く対談連載。第1回目は昨年の日本一チーム、ソフトバンク達川光男ヘッドコーチだ。
構成=小林光男、写真=榎本郁也、BBM、利き手=伊原春樹[元巨人ヘッドコーチほか]


試合前に3人で行う“仕込み”


伊原 昨年の日本一、おめでとう。達川ヘッドにとって久しぶりの日本一になったね。

達川 そうですね。僕が日本一を経験したのは広島での現役時代、1979年、80年、84年の3回ですから。西武には2回、日本シリーズで負けましたけど(86年、91年)。

伊原 当時の西武は黄金時代だったからね。

達川 でも、昨年の日本一は2016年、日本ハムに11.5ゲーム差を引っくり返された悔しさがあったからこそでしょう。日本ハムに15連勝とかありえないことが起きた。「勝負は下駄を履くまで分からない」。昔の人はいいことを言います。だから、それが生きた面もあるのは確か。昨年、僕がヘッドコーチとしてソフトバンクの一員となったとき・・・

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