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2018オープン戦(3/20-3/25)

2018オープン戦FLASH FINAL

 

2018年のペナントレースの行方を占うオープン戦全日程が終了した。プレシーズンの覇者となったのは、昨季はセ・リーグ4位に沈んだ巨人だった。開幕投手候補たちが最終調整のために登板し、フレッシュな選手たちの活躍も目立った、オープン戦最終週のニュースをお届けしよう。

巨人・上原浩治が東京ドーム凱旋。OP戦最多4万6297人を動員


写真=佐藤博之


 おなじみの登場テーマ曲『Sandstorm』が場内に流されると、超満員に膨れ上がった東京ドームのボルテージは最高潮に達した。上原浩治が軽快な音楽に乗って2008年以来の東京ドームのマウンドへ駆け上がると(写真)、大声援が出迎える。

「オープン戦なのに、だいぶ緊張しました。マウンドに上がるときに、かなりの声援をいただいて、うれしかったです」(上原)

 3月9日にメジャー・リーグでのプレーを断念し、古巣・巨人と10年ぶりに再契約してから、30日の開幕戦に合わせて急ピッチで調整を進めてきた。一軍には日本ハムとのオープン戦が行われるこの日に合流したばかり。前日、都内ホテルで行われた巨人軍激励会の席上で、「明日、投げます」と自ら宣言していたこともあり、当日券は完売。上原の復帰登板見たさにオープン戦史上最多の4万6297人が詰めかけて、通路は立ち見客であふれかえっていた。

 待ちに待った瞬間は、今季の起用が予想される7回に訪れる。メジャーとは異なる軟らかいマウンドを時折気にするそぶりを見せていたが、2013年にワールド・シリーズ胴上げ投手になった右腕の経験値は別格だ。先頭の九番・中島卓也にはファウルで粘られたが、最後は外角低めギリギリいっぱいにストレートを制球し、見逃し三振に。続く一番・西川遥輝には際どいコースを突いて四球を与えたものの、二番・松本剛を右飛、三番・近藤健介を中飛に打ち取る貫録のピッチングを見せた。東京ドームのスピードガンが不調で最速133キロの表示(球団計測では138キロ)に、ベンチではデビュー時を知る斎藤雅樹投手総合コーチなどから・・・

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