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中日・松坂大輔 見せた男の生き様、復活示す123球の熱投

 

写真=川口洋邦


 ナインとファンの心が一つになった。

 4月19日の阪神戦(ナゴヤドーム)の7回。1対2の二死満塁で、打席には上本博紀が立った。マウンド上には松坂大輔。すでに100球以上を投じているベテラン右腕は額に浮かんだ汗を拭うと、セットポジションから最後の力を振り絞った。1球、2球……ストライクごとに歓声が、ボールごとに悲鳴のようなため息がこだまする。2ボール2ストライクからの5球目。外角低めの134キロのカットボールに上本のバットが空を斬ると・・・

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