兵庫・小野高、慶大で活躍し、東京六大学リーグ戦では早大・和田毅(ソフトバンク)と真剣勝負を演じた元フジテレビアナウンサー・田中大貴は、1980年生まれの「松坂世代」の1人。そんな野球人・田中が、同年代の選手たちをプロ野球現場の最前線で取材。テレビで報じられなかった至極のエピソードを、コラムにして綴る連載第2回 入念にストレッチをする館山。丸刈りには想像を超える理由が……
丸刈り頭の秘密
「タテ、そういえば、どうして丸刈りなの?」
館山昌平の向かいに座っていた僕と和田毅が、ふと、そんな質問をしました。
「この頭ね……(笑)。左腕の腱から、右ヒジに腱を移し変えるでしょ。そうすると両手が動かない状態が続いて髪さえ触れない……。ヒジにメスを入れ始めてからずっと丸刈りなんだよね」
館山らしく、平然と答えていました。ただ、僕と和田は何気なく聞いた質問に、こんな答えが返ってくるとは想像しておらず、衝撃さえ受けました。
10度の手術。合わせて175針。
まさに壮絶な・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン