野球界を支える“裏方”を紹介する連載の第3回。ロッテの、そしてマリンスタジアムの“声”と言えばこの人、谷保恵美さんが登場だ。川崎球場で場内アナウンサー・デビュー。ロッテの主催試合をその声で支えてきた、マリーンズの“裏方レジェンド”の仕事ぶりをお聞きしよう。 取材・文=杉浦多夢、写真=井出秀人、BBM マリンに合わせたアナウンス・スタイル
小さいときから野球好き、声を出すのもイヤじゃない。場内アナウンスを仕事にしたいと志し、1990年にロッテへ入社すると、翌91年から場内アナウンスの仕事を任されるようになる。そこからは独学で自らのスタイルを構築していった。 高校、大学では野球部のマネジャーを務めていました。高校時代はチャンスがなかったのですが、大学時代は電話番やチケットを売ったりする仕事の中にアナウンスもあったんです。自分たちの大学が担当になったときだけではなく、男子校が担当になったときや社会人野球でもアナウンスをさせてもらいました。
お世辞だったかもしれませんが、周りにアナウンスをほめられてその気になっていきました。声を出すことは嫌いじゃない、野球は好き。仕事にできたらいいなと思い始めたのですが、仕事にするにはプロ野球しかない。それこそ・・・
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