今回登場するのは、オリックス、楽天で内野手として活躍した後藤光尊さんだ。現役時代には左の巧打者として活躍した“孤高の男”だったが、今は穏やかな表情で野球少年、少女と向き合っている。そして解説の仕事では、これまでとまったく違う視点で野球と接している。 取材・構成=阿部ちはる、写真=井沢雄一郎 “基本”の大切さを子どもたちへ伝授
厳しいプロの世界に身を置き研さんを積んできた。基本を大事にする努力家はアカデミーコーチ、解説者として活躍する今も、考えることを厭わず、常に学ぶことを忘れない。寡黙なイメージが強いが、この1年で大きな変化があったようだ。 アカデミーコーチを始めて2年目になりますが、現役のときに比べると性格が柔らかくなったかなと感じますね。言葉遣いなども。教える側が子どもなので、分かりやすくかみ砕いた言葉を使いながら、かつ集中力が持たないので、飽きさせないようにしなくてはいけませんからね。
僕の仕事は、平日の昼過ぎに出社です。その後、その日の練習メニューを印刷して、16時くらいに室内練習場に向かい、アシスタントの方たちと練習前ミーティングをして、16時半からスタート。そしていくつかのスクールを指導し・・・
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