高々と舞い上がった打球は星のようにも見える。ホームランは、ウルトラマンの「スぺシウム光線」のようなものだ。実際にはヒットを重ねたり、それなしでの得点ほうがゲームでははるかに多いが、状況を一変させるすさまじい破壊力は、まさにヒーローものの必殺技である。現在の球界で、もっとも“ホームランが似合う“DeNAの
筒香嘉智には、それが特効薬にもなったようだ。今季は開幕から不振が続き、5月17日時点で打率.227、6本塁打。しかし18日の
巨人戦[東京ドーム]、
菅野智之からのホームランで完全覚醒する。以後5月27日までに33 打数15 安打の打率.455、ホームラン6本。写真は24日の中日戦3回裏に放った通算150 号だ。帰ってきたハマのウルトラマン・筒香。どう、君もウルトラの星(打球)が見えるか?(今回のネタは40代後半以上向けです)。