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データで解析 野球の謎!?

投手が自らのボールの特性を最大化するために投げるコースが長打のリスクが低いとは限らない

 

野球界で当たり前のように使われている言葉やプレー。「結局、それってどういうこと?」と聞かれると、意外にうまく説明できない事象を、データや数字を使って解析していく。第8回のテーマは「一発病」だ。

上原のようなフォーシームの特性を持つ投手はリスクのある高めへ投げ込むことで打者を封じている


内角高めのボールはリスクと隣り合わせ


 前回のVol.7で内角高めのボールは平均打球角度がもっとも大きくなっている一方で(図1)、平均打球速度はもっとも遅くなっている(図2)ことを紹介しました。Vol.1で解説したように、ボールの打球飛距離は打球速度と打球角度の組み合わせで決まります。つまり、内角高めのボールは一方の要素(打球速度)においてはリスクが低く、もう一方の要素(打球角度)では・・・

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