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第89回都市対抗野球大会

Honda鈴鹿「成長」を確認する場。「東京ドームでは、5試合連続完封する」

 

第1代表決定戦から4連敗を喫し、最後の1枠となった第6代表決定戦で出場切符を得た。苦しんだ分、チームは経験値を上げている/写真=Honda鈴鹿野球部提供


 最終決戦まで中1日。ホンダ鈴鹿・甲元訓監督は手を打たなければならなかった。東海地区二次予選は5月20日に開幕し、泣いても、笑っても最後の試合。長丁場の戦いは雨天順延も重なり、大会20日目を控えていた。甲元監督は1994年の都市対抗決勝でルーキーながら先発を任されるなど、ホンダ鈴鹿の初優勝に貢献。投手であった指揮官は「0点ならば負けることはない」と、2012年の就任以来、掲げていた理想は「4連勝、全試合完封で、東海地区第1代表」だった。初戦(対山岸ロジスターズ)で1失点して、その“夢”は絶たれたものの、チームは準決勝まで3連勝で第1代表決定戦進出。だが、そこからからは遠く険しい道程だった。

 監督という仕事は、最悪の状況を想定して動くもの。「そこまでは予定どおり。このまま4つ勝ってどうなるのか? 最終的に勝ったから言えますが、疑うと良くない。調子が良いときは、良い意味で勘違いさせてもよかったか……」。こう考えるのも無理もない・・・

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