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鈴木大地の「大地の“元気”」

鈴木大地コラム「やらなくても試合はできる。でも、やらないと気持ちが悪いし、感覚が狂ってしまう。気持ち良く試合に入るための準備。それが『ルーティン』です」

 

鈴木大地「あれ? やったかな?」と思っても、しっかりやっている。ジャンプも含めた打席に入るまでの流れは意識しなくても自然にこなしています


試合前に気持ちを整える


「ルーティンは何ですか?」と聞かれてパッと思いつくものは2つあります。1つは試合前にポジションへ就くときの、気持ちを整えるための儀式のようなものです。サードのポジションでペタンと座って、「元気出して楽しくやろう!」ということを自分に言い聞かせて、フーッと息を吐いて落ち着く。そして一度ライトスタンドを見て、「よし、頑張ろう!」と前を向く。やっているのは本当に一瞬だと思います。自分では10秒もやっているか分からないくらいの感覚ですね。

 以前もお話ししましたが、「元気」というのは僕にとって座右の銘のようなもの。試合には「元気出して楽しくやろう」という気持ちで常に臨みたいと思っています。ただ、試合は毎日のようにありますし、天気がいい日もあれば悪い日もある。体のコンディションが良くない日もある。それでも、どんなときでも、チームの順位も関係なく、試合には同じ気持ちで臨みたい。そのためのルーティンですね。

 ビジターではなかなかタイミングが難しいです。さすがにZOZOマリンでのようにペタッと座ることはできませんが、相手のスタメンがグラウンドへ出てくるタイミングで、まず自分の中で言い聞かせる。守備に就くときには、ヒザはつかないですけどグラウンドにポンと手を置く。ホーム以上に一瞬ですが、必ず一度は自分で自分に「元気出して楽しくやろう」ということを言い聞かせています。

 今のようにペタッと座る形になったのは・・・

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