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DeNA・伊藤光インタビュー 再び輝く場所へ 「必要とされてこのチームに来たことを強く感じています」

 

「打てる捕手」として、経験豊かな司令塔の加入はDeNAが抱えるウイークポイントを埋めるための大きな補強となった。しかし、セからパへ、シーズン途中での捕手の移籍は苦労も大きい。新天地で切磋琢磨する伊藤光は、そうした中で捕手の本分を再認識、真摯(しんし)な姿勢で自分の役割と向き合っている。
取材・構成=滝川和臣 写真=中島奈津子(インタビュー)、BBM


【晴天の霹靂】まさかの電撃トレード


 7月9日、伊藤光・赤間謙高城俊人白崎浩之の2対2の交換トレード成立がオリックスとDeNAの両球団から発表された。リーグが異なるとはいえ、シーズン中の捕手同士のトレードはインパクトが大きかった。当事者である伊藤光自身も大きな驚きを持って、知らせを聞いた。

 トレードの通達はオリックスの二軍の球場で赤間(赤間謙)と一緒に聞きました。本当に驚きました。正直な話、これ本当なのかな? と。「Yahoo!ニュース」で確認して、初めて事実を受け入れたという感じでした。それくらい急だったんです。オリックス時代にも移籍してきた選手はたくさんいて、これまではトレードしてきた選手を迎える立場だったので、いざ自分がチームを移籍する立場となってみると今までお世話になったオリックスに対して感謝とともに、寂しさがありました。同時に新しいチームでプレーをするワクワクする気持ち、不安も感じました。不安というのは、いろいろなサインを覚えられるかとか、ほぼゼロから投手とコミュニケーションを取って、関係を築いていくことに関してでした。

 DeNAは自分より・・・

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