週刊ベースボールONLINE

データで解析 野球の謎!?

小野泰己の投球割合で65%を占める「速くておじぎするフォーシーム」は「キレのあるボール」である

 

野球界で当たり前のように使われている言葉やプレー。「結局、それってどういうこと?」と聞かれると、意外にうまく説明できない事象を、データや数字を使って解析していく。第19回のテーマは「阪神小野泰己のフォーシーム」だ。

小野は「速くておじぎするフォーシーム」でゴロの山を築いている


特徴的な球種割合と非常に高いゴロ率


 今回は阪神の先発ローテーションに定着して7勝をマークしている2年目右腕・小野泰己投手の投球データをひも解きながら、Vol.2でも解説した「キレがあるボール」についてあらためて考えていきます。

 小野投手の球種割合を見るとフォーシームが65%を占めています(下表)。65%というのは今季1000球以上投げている投手(つまり主に先発投手)の中でも断トツでトップの割合。平均球速も146.6キロと速い部類に入り、フォーシームが小野投手にとってピッチングの・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング