野球界で当たり前のように使われている言葉やプレー。「結局、それってどういうこと?」と聞かれると、意外にうまく説明できない事象を、データや数字を使って解析していく。第19回のテーマは「阪神・小野泰己のフォーシーム」だ。 小野は「速くておじぎするフォーシーム」でゴロの山を築いている
特徴的な球種割合と非常に高いゴロ率
今回は阪神の先発ローテーションに定着して7勝をマークしている2年目右腕・小野泰己投手の投球データをひも解きながら、
Vol.2でも解説した「キレがあるボール」についてあらためて考えていきます。
小野投手の球種割合を見るとフォーシームが65%を占めています(下表)。65%というのは今季1000球以上投げている投手(つまり主に先発投手)の中でも断トツでトップの割合。平均球速も146.6キロと速い部類に入り、フォーシームが小野投手にとってピッチングの・・・
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