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2018ドラフト

プロ入り前に野手専念を示唆している大阪桐蔭高・根尾昂 どういう選手になるのか!? 過去の同ケースから探る。

 

史上初となる2度目の甲子園春夏連覇を遂げた大阪桐蔭高。比類なきタレント軍団にあっても代表格で、投手と野手の二刀流としてフル回転した根尾昂選手は、すでに「上の世界ではショートで勝負したい」とも語っている。そこで、投手として甲子園を沸かせた後、プロ球界で野手として大成した先駆者たちを探ってみたい。
文=大平明、写真=BBM ※文中カッコ内の西暦年はドラフト指名を受けた年

注目を集める根尾昂。プロではどのようなプレーヤーとなるのか


遊撃手でスターとなった4人の元高校エースたち


 投手から野手に転向して大成したプロ選手は枚挙に暇がない。そこで、高卒プロの遊撃手(甲子園出場時は投手)に絞って話を進めたい。野球ファンなら誰もが知るのは、石井琢朗(足利工⇒88年・横浜大洋)、川相昌弘(岡山南⇒82年・巨人)、松井稼頭央(PL学園⇒93年・西武)、今宮健太(明豊⇒09年・ソフトバンク)の4選手だろう。

 石井は投手として入団し、高卒1年目にプロ初勝利を挙げたものの、その後は芽が出ずに打者へ転向。すると才能が開花し最多安打を2回、盗塁王を4回獲得。1997年からは5年連続でセ・リーグ遊撃手部門のベストナインに。さらに、投手として勝ち星を挙げた選手としては川上哲治(巨人)以来2人目となる、2000本安打の偉業を2006年に達成している。

 いぶし銀の二番打者として90年代の巨人を支えたのが・・・

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