昨年までにNPB12球団からドラフト指名された国内独立リーグの選手は延べ90人。昨年の3巡目指名で徳島から西武に入団した右腕、伊藤翔は今季一軍で3勝を挙げている。年齢も経歴もさまざまだが、誰もがNPBでのプレーを夢見て腕を磨く日々。今年も隠れた逸材たちが「運命の日」を待っている。 取材・文・写真=岡田浩人 ※文中記録は9月10日現在 ケガと空白期も経た最速151キロ右腕
過去11年間のBCLからは、35人(育成枠含む)がドラフト指名されてNPB入り。近年では2015年が育成枠6人、16年が同5人の指名だったが、昨年は過去最多の4人が通常の支配下登録指名を受け、育成枠の2人と合わせ、6人がNPB入りを果たした。
今年の投手陣では、新人3投手にスカウトの視線が集まった。
武蔵の安河内駿介(東京国際大)は最速151キロの直球に加え、カットボール、シンカーのキレと制球で勝負し、開幕から中継ぎ、抑えとして経験を重ねた。大学時代にケガ、卒業後も2年間のブランクがあったが、BCLで見事に復活した苦労人。シーズン38試合に登板、投球回数(38回)を上回る42奪三振とその力を見せつけた。
新潟の
長谷川凌汰(龍谷大)は188センチ92キロの堂々とした体格から・・・
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