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データで解析 野球の謎!?

吉田輝星のフォーシームはトップクラスのプロをもしのぐ「ノビのあるボール」である

 

野球界で当たり前のように使われている言葉やプレー。「結局、それってどういうこと?」と聞かれると、意外にうまく説明できない事象を、データや数字を使って解析していく。第22回のテーマは「金足農高・吉田輝星のフォーシーム」だ。

ノビのあるフォーシームを軸に相手を観察しながら組み立てている。吉田のフォーシームはプロ顔負けの「ノビのあるボール」だ


日本人MLB投手さえ上回るホップ方向への変化


 今回は夏の甲子園の準優勝投手、先のU18アジア選手権でも日本代表に名を連ねた金足農高の吉田輝星投手のフォーシームを分析してみます。

 昨年の11月、秋田県の高校野球強化プロジェクトの一環で吉田投手の球質データを測定しました。すると吉田投手のフォーシームはホップ方向に53センチ、シュート方向に10センチ変化していました。ホップ方向の変化量だけで言えば高校生投手平均の32センチはもちろん、NPB投手平均や並み居る日本人MLB投手の2017年の数字を・・・

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