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野球界を支える舞台裏の仕事人

鎌スタを盛り上げる“DJチャス。” 日本ハム球団職員・中原信広 野球界を支える舞台裏の仕事人

 

イースタン・リーグで屈指の観客動員を誇る、北海道日本ハムファイターズの二軍本拠地・鎌ケ谷スタジアム。次代を担う選手育成のかたわら、地域に根づいた「ボールパーク化」構想を掲げて趣向を凝らしたイベントでも多くのファンをつかんでいる。そのプロジェクトの仕掛け人であり、自身も謎のおじさんキャラクターに扮するアイデアマンの中原信広氏が描く「理想のボールパーク」とは?
取材・構成=松井進作、写真=BBM


多くのことを学んだ17年間の広報時代


 現職の前は広報として、落合博満の専属広報も務めていた中原氏。17年に及んだ広報時代の経験が現在の仕事にも脈々と生きているという。

 1990年に私は日本ハム球団の職員になって、最初は一軍の広報をしていました。落合博満さんが移籍してきた際には98年の1年間だけですが、専属広報もやらせていただき、本当にいろんなことを学ばせてもらいました。当時、周囲の落合さんのイメージと言えばどこか気難しい人、孤高のオーラを放っている人っていう印象を持たれている方も多いかと思いますが、私が接していた落合さんはすごく人間くさくて、相手のことを常に考えていろんな場面で私のことを守ってくれた方でした。

 スーパースターだった落合さんへの取材が過熱していたときに、私の現場で・・・

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