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広島が赤く染まった一夜

【優勝会見再録】広島・緒方孝市監督「リーグ優勝はゴールではない。日本一というゴールに向かってチーム一丸となって戦うだけ」

 

地元・広島で歓喜の瞬間を迎えた指揮官と4選手の喜びの声をお届けする。(一部抜粋)
写真=佐藤真一


――まずは、緒方監督。球団史上初の3連覇をどのように感じられていますか。

緒方 今シーズンここまでくるのに長く感じました。ケガ人も多く出て、不調な選手もいて、なかなかチームの中で安定した戦いがあまりできてないなと。ただ、この3連覇につながったというのは選手たちの頑張りだと思いますし、戦っていく中で若い力、新しい力が今年も出てきてくれた。そういった中で自分たちの野球を最後まであきらめずに1試合1試合積み重ねて戦えたなという思いです。

――苦しい、長いシーズンで3連覇を勝ち取れたという手応えは。

緒方 カープの野球って周りから見ると攻撃力がクローズアップされがちだと思うんですけど、自分の目指す野球は投手を中心とした守り勝つ野球。それを選手たちに求めているところがあり、田中(田中広輔)、菊池(菊池涼介)、丸(丸佳浩)、會澤(會澤翼)というセンターラインの守りというのはしっかりと毎試合守ってくれて、失点をかなり多く防いでくれる。また、守りから勝ちの流れに持ってこられるような、そういう試合展開をしてくれる。

――その中で新しい力も。

緒方 2年目のアドゥワ(アドゥワ誠)、フランスア、投手陣の中ではこの2人。特にフランスアの後半の活躍が・・・

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