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ファームシーズン総括2018

中日・経験を積ませることを第一に。“育成至上主義”で未来へつなぐ

 

ウエスタン・リーグの順位では、ダントツの最下位に終わった。だが、小笠原道大監督が重きを置いているのは勝つことではなく若竜たちの育成である。
写真=BBM

小笠原道大二軍監督の下、若手が多くの経験を積んだ


【育成方針】場数を踏ませる


 近年のドラフト戦略からも見てとれるように、直近2年のルーキーは高卒選手が多くを占める。つまり若手に求められているのは、即戦力ではなく未来の主力としての力だ。

 投手と野手では、チームの育成方針が明確に分かれている。2016年入団の小笠原慎之介がそうであったように、投手は早くから一軍のマウンドで経験を積む。今季入団の石川翔清水達也山本拓実の高卒投手トリオは、全員が一軍の舞台を経験した。1試合でも、たとえベンチ入りだけでも独特の緊張感や雰囲気、一軍クラスの打者を肌で感じることで「一軍昇格」という目標を、個人が具体的に描けるようになるからだ。

 対象的に、野手は・・・

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