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新監督インタビュー 2019シーズンへの鼓動

オリックス・西村徳文インタビュー 目標からの逆算 「自分に勝つ。ほかの選手に勝つ。そして相手チームに勝つ。勝つために前に進んでいく」

 

さあ、逆襲だ! 4年連続Bクラスに甘んじた今季。福良淳一前監督が退任し、ヘッドコーチを務めた西村徳文氏が新監督に就任した。チームはすでに秋季キャンプを終え、来たる新シーズンへ準備を進めている。すべては“勝利”のために――。新指揮官は確固たる目標からの逆算で、ナインに役割の徹底をうながし、2019年を巻き返しのシーズンとする決意だ。
取材・構成=鶴田成秀、写真=太田裕史


迷いをなくしてアグレッシブ野球へ


――監督を引き受けたときに思い浮かべた“目指すチーム像”はありますか。

西村 とにかく勝てるチームにすることです。この世界で監督をやらせてもらう以上は、勝たないといけない。問題は、その『勝つ』ためには、どうすればいいのか。そこで(秋季練習の)一番最初に、みんなに言ったんです。『アグレッシブな野球をやろう』と。要は攻撃的な野球。戦う上で、それが一番大事。強い気持ちがなければ相手と勝負できませんから。

――今季は積極性に欠けた、と。

西村 それもあります。例えばチャンスの場面ですよね。この状況なら『積極的に行けば』と思うことはありました。なぜ、消極的になるのだろうと考えると、気持ちの弱さがあり、いろんなことを考え過ぎているのかなと見えたんです。邪念をすべて取り払い、どんな状況でも気持ちを前面に出していく。そういう姿勢を大事にしていきたいです。

――積極的ゆえに、結果が裏目に出ることもありますが。

西村 それでもいいんですよ。それに・・・

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