異例とも言えるスケジュールで2月を駆け抜ける。今年のロッテは春季キャンプをなんと2月11日で打ち上げ。ただでさえ実戦重視のキャンプだったが、その後は怒とうの練習試合行脚に突入した。指揮官が思い描く実戦の場を通じたチーム内競争の活性化とは。 一軍キャンプ/2月1〜11日@沖縄・石垣島 写真=高塩隆 井口資仁監督は“超・実戦主義”を掲げ、2月だけで14試合の練習試合を組んだ
実戦は首脳陣の見極めと選手のアピールの場
春季キャンプは早めに打ち上げ、実戦機会の場を増やす。井口資仁監督が昨年のうちから宣言していたとおり、2月1日にキャンプインしたロッテの一軍春季キャンプは11日に早々と打ち上げられ、沖縄本島→高知→宮崎と続いていく実戦行脚へ出発した。
オフの6日を除けばわずか10日間。異例とも言える短期日程となった春季キャンプだが、その内容も独特なものだった。キャンプ初日にいきなり主力クラスも総出の紅白戦を行って一、二軍を振り分けると、4、5、7日にはシート打撃を実施するなど、実戦的なメニューが数多く組み込まれていたのだ。
指揮官の狙いの一つは選手たちの・・・
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