兵庫・小野高、慶大で活躍し、東京六大学リーグ戦では早大・和田毅(ソフトバンク)と真剣勝負を演じた元フジテレビアナウンサーで現スポーツアンカーの田中大貴は、1980年生まれの「松坂世代」の1人。そんな野球人・田中が、同年代の選手たちをプロ野球現場の最前線で取材した至極のエピソードを、コラムにして綴る連載第11回です。 関大一高時代の久保康友。横浜高の松坂大輔と投げ合い、敗れはしたが、98年センバツでは準優勝
“面白い”ヤツ
「大学に行かなかったからプロに行けたんやと思ってる。大学に行ってたら満足して、たぶんプロには行けなかったと思うわ。大学に行けず正解だったよ」
込み上げてくる驚きという感情と同時に、関西弁で淡々と答える表情に何か彼らしさを感じました。
もし、あのとき、彼が進学をしていれば一緒のチームでプレーできた……甲子園で活躍した松坂世代の背中を追って東京六大学野球の舞台を目指した僕にとって非常に大きな思いがありました。
ただ彼は・・・
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