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ありがとう、平成!激動史【1989-2018】

【1994-98年】最終戦決戦「10.8」に沸き、1998年には横浜日本一の感動/平成激闘史

 

1994年、巨人中日との最終戦決戦、「10.8」に勝利し優勝。パでは阪神・淡路大震災の後、95、96年とイチローのいたオリックスが連覇を飾った。日本中を興奮で包んだのが98年。横浜が38年ぶりの優勝、さらに日本一となった。

1998年、横浜は優勝&日本一。写真は西武を破った日本シリーズでの権藤博監督の胴上げ


 前年1993年オフ、FA制度がスタートし、勢力図が大きく変わった。特に「長嶋(長嶋茂雄)監督を胴上げするために来た」と入団会見で言った、三冠王3度の強打者・落合博満が加入した巨人がセ・リーグで順調に勝ち星を重ねる。その後、9月に入り急失速。最終戦前に、中日に並ばれ史上初の同率最終戦直接決戦「10.8」を迎えたが、これを制し、優勝。日本シリーズでは宿敵西武を撃破して日本一となった。パ・リーグではオリックスのイチローが初の規定打席到達で史上最多210安打を達成し、オフには近鉄の野茂英雄が契約でもめ、その後、メジャーへ。日本球界の歴史にとって大きなターニングポイントになった年でもある。

 翌95年1月17日、阪神・淡路大震災が関西を襲った。オリックスの本拠地神戸も大きな被害を受けたが・・・

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