週刊ベースボールONLINE

ありがとう、平成!激動史【1989-2018】

【1999-03年】混戦模様の中のセは2003年阪神久々のV。パではダイエーが黄金期に入っていく。/平成激闘史

 

1999年、ダイエーが福岡移転後初V。以後、常勝軍団への道を歩む。混戦のセでは毎年のように優勝チームが変わった。2000年には巨人─ダイエーのON決戦も実現している。

2000年の日本シリーズでは王貞治監督率いるダイエーと長嶋茂雄監督率いる巨人が激突。ON決戦と言われた


 1999年、福岡が歓喜に包まれた。89年南海からダイエーに経営権が譲渡され、福岡に移転も低迷が続いていたダイエーが、王貞治監督就任5年目にして初のVを飾った。光ったのは、守護神・ペドラザにつなぐリリーフ陣の充実とエース・工藤公康の安定感。野手陣では寡黙なチームリーダー、秋山幸二が背中で引っ張った。セもまた、ダイエー同様、新人ながら中継ぎでフル回転した岩瀬仁紀、守護神・宣銅烈らの盤石のリリーフ陣を擁する中日が、開幕11連勝のアドバンテージを生かし、逃げ切った。日本シリーズではダイエーが勝利。セでは巨人・上原浩治、パでは西武松坂大輔とスーパールーキーの活躍が注目されたシーズンでもある。

 20世紀最後、2000年は、時に失敗しながらも大型補強を繰り返してきた長嶋茂雄監督率いる巨人の集大成とも言えるシーズンだった・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング