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ありがとう、平成!激動史【1989-2018】

【2004-08年】球界再編の激変の後、続いて大変革の波/平成激闘史

 

2004年、近鉄がオリックスとの合併で事実上“消滅”。これが契機となり、交流戦、ポストシーズンの誕生など、球界の改革が相次ぎ、かつては大きな差があったセ、パの人気も拮抗していく。

2004年限りでの消滅が決まった近鉄が、本拠地大阪ドームでさよならセレモニー


 2004年、パ・リーグはレギュラーシーズン3位までがプレーオフに進む新方式を採用。ただ、6月からの球界は再編騒動で激震が続き、史上初めて選手会のストライキも決行された。パは三冠王となった松中信彦が軸のダイエーとエース・松坂大輔擁する西武の激闘となり、ダイエーが制したが、新ルールの下では、これは単に勝率1位。西武がプレーオフを勝ち上がって優勝を手にした。セ・リーグでは大型補強をせず、現有戦力の底上げで優勝できると宣言した“オレ流”落合博満監督率いる中日が有言実行の優勝。日本シリーズでは西武が勝利し、日本一となった。オフに近鉄がオリックスと合併し、新たに東北を本拠地とした楽天が誕生している。

 05年、パでは2期目のバレンタイン監督が率いるロッテが旋風を起こし、できたばかりのセ・パ交流戦に優勝。シーズンは2位に終わったが、プレーオフで1位通過のソフトバンクを破って日本シリーズに進出すると、岡田彰布監督が率い、ジェフ・ウィリアムス藤川球児久保田智之の勝利の方程式、“JFK”を・・・

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