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【再録】イチロー×松坂大輔(当時西武) スーパースター・ミレニアム対談 新たなる伝説の始まり(2000年1月17日号)

 

1999年スーパールーキーと鳴り物入りで松坂大輔西武入り。同年、オリックス時代のイチローとの対戦は“平成の名勝負”と言われ、初対決で3三振を奪った松坂の「自信が確信になった」という言葉も話題になった。

左がイチロー、右が松坂


100号は偶然じゃない


――初対決の球場(西武ドーム)は超満員(5万人)でした。これはイチロー選手、非常にうれしかったんじゃないですか。

イチロー 日本シリーズをやって以来の感覚でしたね。それはもうあり得ないですね。このときの気持ちは全然、普通だったわけ?

松坂 普通じゃないですよ。気持ちの盛り上がりみたいなものはありました。“やっと対決できる”という、楽しみな気持ちがありました。

――第1打席の結果は三振で松坂投手に軍配が上がりました。この瞬間の気持ちはどうだったのですか。

イチロー 技術的なことを言えば、頭で思ったことと体で思ったことが違ったということです。頭で出した指示が体に伝わらなかったということが、悔しかったですね。

松坂 三振を取れたことには満足しました。いつもの僕だったら、ガッツポーズが出たかもしれない。だけど、このときは冷静で「これからもまだ(対戦は)あるんだ」と思い、ガッツポーズは出なかったですね。とにかくイチローさんに対してだけ、目いっぱい投げました。ほかの人にも力を入れているんですけど、イチローさんだと、それ以上の力を出そうとしてしまうので……。スピードとかがほかと全然違って、後で(東尾修)監督に・・・

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