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吉田正尚の頂ロード Road to Top

吉田正尚コラム「遊びたいと思っても気がついたら、また野球をやっているんです」

 

3つ上の兄貴の影響で、小学校入学時には自然と野球チームに入りました。ポジションはキャッチャーだったんです[写真は本人提供]


とことん打ちたい


 開幕からヒットが出ず、苦しいスタートになりましたが、僕の中ではシンプルな考えに変わりはありません。昨日がダメなら今日にベストを尽くす。昨日が良ければ今日は、さらに上を目指す。この考えは野球と出合ったときから変わりませんし、幼いころからプレーしてきた中で、芽生えた思いでもあるんです。

 僕の一番古い野球の記憶をたどると、幼稚園児まで、さかのぼります。3つ上の兄貴が野球をやっていた影響もあり、家の中でカラーバットでボールを打っていました。部屋の中にベースを作って、兄貴と試合をしていたのが僕の最初の記憶。物心がついたときには野球をしていたので、“野球との出合い”を聞かれると、コレというものはないんです。

 だから、小学校入学と同時に少年野球チームに入ったのも自然の流れ。兄貴と同じ『麻生津ヤンキース』に入ったのですが、打つことはもちろん、守備も、走塁も好きで、とにかく野球が楽しかった。いろんなポジションも守り、小学生のときは、ほとんどキャッチャーをしていましたから。ちなみに兄貴はピッチャー、それも両投げだったんです。

 兄貴とともに、野球漬けの少年時代。練習は火曜から日曜までで、休みは月曜のみ。その休みも、友だちと野球をして遊んでいました。学校の休み時間も、卓球のピンポン球をホウキで打ったりと、遊びの中心も野球。それでも、物足りなかった。だからオトン(父親)に言いました・・・

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