「ご隠居、やっとカープが7カード目で勝ち越しましたね。おいら江戸っ子だけど、隠れカープファンだったんで、うれしくて涙が出そうだ……」「おう、長屋の八っつぁんか。ワシは最初から分かっていたよ。なんたって茶柱が立ったからな」……。そんな会話はなかったが、タイミング的には面白い。DeNAとの3連戦初戦。最下位に沈む広島は、4回表一死から宮崎敏郎に先制ソロを浴び、さらに続く伊藤光に四球。またもいや〜な雰囲気となったが、次の大和はバットが折れてキャッチャーゴロ。そのとき折れたバットが地面にグサリと刺さった。幸運の茶柱か、はたまたグサリとされて宮島の神様が怒ったか、広島は8回に追いつき、延長10回、曾澤翼のヒットでサヨナラ勝ち。そのまま3戦全勝を飾った(前戦から4連勝)。