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The GOAL season.2 菅野智之が求める究極の姿

菅野智之コラム「軟式球を操るには指先の繊細さが必要です。今の技術に少なからず影響があると感じます」

 

力投する中学3年時の菅野智之。四番・エースで出場した中学3年最後の大会は関東大会ベスト8。全国には一歩届かなかった/写真=本人提供


 開幕から約1カ月が経ちました。ここまで僕は4試合に登板して3勝1敗、1つの完投。イニング的にも、球数的にも、内容的にも、トータルで見て“ちょうど良い”スタートが切れたのではないでしょうか。昨季(開幕2戦2敗)とは雲泥の差ですね。

 もちろん、100点満点の4試合というわけではありません。開幕戦(3月29日、対広島@マツダ広島)には1本のホームランで敗れていますし(7回4安打1失点)、そのほかの試合でも反省はあるわけですが、でもそれは次の登板に生かせる、ポジティブに考えられるものばかりです。コンディションもすこぶる良いですし、自主トレからキャンプ、オープン戦とやってきたことが形となりつつあり、これからは成熟させていく段階に入っていくので、もっと状態も上がっていく期待値が高いですね。

 意識しているわけではないものの、この時期に150キロ(今季のMAXは155キロ)を超える球速が出ているのもプラスの要素だと思います。アベレージで150キロを投げていた大学時代以来の感覚。でもいまは、ヒュッと力感なく投げて「あれ?150も出ているの?」という状況なので、確実にベースアップしていることを感じます。チーム全体としても良い状態ですし、この流れを逃さないようにしたいですね。

 そういえば、今季の開幕戦の先発投手(つまり開幕投手です)に、ある共通点があるのをご存じですか・・・

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