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香川・又吉亮文 成長著しい又吉弟/四国ILリポート

 

JABA四国大会で力投する又吉。今季は香川でクローザーを務める


 香川のサイドスロー、又吉亮文(環太平洋大)は2年目の今季、クローザーを任されている。9試合に登板し2セーブ、防御率0.96。投球回数(9回1/3)を上回る11個の三振を奪っている(5月5日現在)。

 ストレートの球速、ボールの質にはこだわりがある。

「それが目に見える形で出るのは三振だと思う。基本、僕が投げるのは1イニングですし、クローザーとして何が一番大事なのか? と考えれば、やっぱり圧倒的な力で抑えたい」

 目標の球速150キロまで、あと3キロに迫る。大台を目指して昨年から取り組んでいるが、トレーニングや食事だけでは壁を乗り越えられない。“技術”が必要だと感じていた。

 1月、故郷・沖縄で偶然出会った山口俊(巨人)に「自主トレに参加させてほしい」と直訴している。自分から動かないと次に進めない。強い渇望と飢餓感が行動に移させた。

「体の使い方とか、すごく教えていただきました。『ここをこうするだけで、こう変わる』とか『こういう意識で投げれば、こうなるよ』だとか」

 その後、沖縄入りした兄・克樹(中日)の自主トレに参加を懇願する。だが・・・

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