元号が平成から令和に変わり、各チームの戦いも40試合に近づいている。今回は令和元年を指揮する監督たちに迫ってみたい。 ※記録は5月12日現在 チームに合ったスタイルを
監督就任2年目の昨季、強力打線を前面に押し出して10年ぶりの頂点へ導いた。連覇を狙う今季、苦しい戦いが続くが、先頭に立ってチームを率いる。 5月1日の
日本ハム戦(メットライフ)に2対7で敗れた後、
辻発彦監督は「我慢強いよ、オレは」とつぶやいた。この試合、開幕から一番で起用し続けていた
金子侑司は5打数ノーヒット、2三振。打率は.223と低空飛行から上昇する気配が見えない。
外崎修汰も好機で凡退。開幕から状態が上がらず、打率.211と苦しんでいた。「金子侑と外崎にはレギュラーでやってもらわないといけない」。鳴かぬなら、鳴くまで待とうホトトギス――。まさに徳川家康のように我慢強く待つ。
「我慢は得意だから。本当にそれは重要だと思う。(
中日で)二軍監督を務めていたときに、選手をずっと見ていて、ほかの選手を使いたいけど、次の打席で何かきっかけをつかんでくれるんじゃないか、と。そう思うと代えることができなかった」
選手の開花を信じる姿勢。そしてグラウンドで委縮することなく戦わせることにも気を配る。昨季、初めて四番に座り続け、本塁打王、MVPを獲得し、10年ぶりの優勝に貢献した
山川穂高は次のように言う。
「辻監督の印象は・・・
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