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噂のHOPEに直撃

DeNA・大貫晋一インタビュー 飄々と内をえぐれ 「1試合1試合、アピールするという気持ちを忘れずに全力で投げていく」

 

周囲の期待を上回る活躍を見せている。開幕から先発ローテを守り、先発6試合でQS4試合とルーキー離れした安定感が光る(5月20日取材)。初々しさいっぱいの25歳であるが、マウンドに上がれば得意のツーシームで打者のインコースを強気に攻める。
取材・構成=滝川和臣 写真=大賀章好(インタビュー)、BBM


活路を開いたツーシーム


 高校では甲子園の出場はなく、日体大ではトミー・ジョン手術を経験。注目を浴びたのが社会人、新日鐵住金鹿島に進んでからだ。都市対抗での好投がスカウトの目に留まり、DeNAから3位で指名されると、プロ入り後、さらなるブレークを遂げた。開幕から先発ローテ入りを果たし、同期入団のドラ1上茶谷大河よりも早くプロ初勝利を手にしてみせた。

──ルーキーイヤーから一軍の先発ローテで投げています。疲労はありませんか。

大貫 まだ、それほど目立って疲れているというのはないですね。

──6試合に先発して2勝2敗、防御率は3.03という成績(5月20日時点)。出来過ぎですか? まだまだですか?

大貫 最初の目標は開幕一軍に入ることだったので、ここまでやれるとは思っていませんでした。少なくとも先発ローテで回れるとは考えていなかったですし、自分でもびっくりしています。

──シーズン開幕から自分の投球を振り返っていかがですか。

大貫 最初のころは緊張もしたりして、なかなか思うように自分の投球ができなかったんですが、試合を重ねるごとに徐々に自分の強みが出せているのかなと思います。

──強みは何ですか。それがプロで結果が残せている要因ですか。

大貫 得意球はツーシームです。それをしっかりと投げ込めているからだと思います。大学から投げ始めたボールですが、シュート系というよりシンカーのように沈ませる変化球ですね。縫い目に対して指を広げたり、狭めたりして落差を調整しながら投げています。持ち球はスプリット、スライダー、カーブがありますが、ツーシームの存在が一番大きいです。

──6試合の投球割合でもツーシームは全投球の27%を占めます(ほかにストレート29%、スプリット24%、スライダー15%、カーブ5%)。

大貫 真っすぐとツーシームでカウントを整えて、最後はスプリットで空振りを狙ったり、ツーシームでゴロを打たせて取るのが僕のスタイルです。

──右打者インコースへのツーシームなど、強気に打者の内を攻めています。

大貫 それは強く意識しています。スライダーがそれほど自信のあるボールではないので、ツーシームを生かすとなるとインコースを攻めるしかありません。内に食い込むようなボールは打者にとっても嫌だと思うので、強気に攻めています。もちろん、そればかりでは通用しないので・・・

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