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選手の肖像インタビュー

ロッテ・荻野貴司インタビュー 10年目の覚悟―― 「毎年の積み重ねが、今はいい方向に働いて、体が動いてくれている」

 

まばゆい輝きを放っている選手たちの“今”を切り取る不定期連載インタビュー。まず登場するのは、カモメ打線をけん引する不動の斬り込み隊長だ。度重なるケガに苦しんできた男の、10年目に懸ける思いとは――。
取材・構成=杉浦多夢、写真=桜井ひとし、BBM


短いバットへのトライ


 まさかのスランプにより開幕スタメンこそ逃したが、やはりロッテの一番打者を任せることができるのはこの男しかいない。“千葉の韋駄天”荻野貴司。新しい型のバットにトライするなど、オフから試行錯誤があったものの、原点に立ち返ることで天性の打撃感覚を取り戻し、上位に食らいつくチームの斬り込み役としてカモメ打線をけん引している。

――ここまで打撃も好調で、「一番・中堅」としてチームをけん引しています。

荻野 開幕してから何試合かは打てなかったのですが、何とか少ないチャンスで結果を出すことができて、ここまでは順調に来ているのかなと思います。

――ただ、オープン戦では結果が出ず、開幕スタメンを逃しました。何が起きていたのでしょうか。

荻野 打ちたいという気持ちが強過ぎて、ボールを迎えにいってしまっていました。ボールを呼び込んで、自分のスイングをすることができていなかったということですね。当てにいくというか、しっかり下半身を使って振ることができていませんでした。オープン戦の結果(17打数1安打、打率.059)だけを見たら開幕スタメンから外されても仕方がない部分はあったので。そこは割り切って、チャンスが来たら、しっかり自分のプレーをしようと思っていました。

――どのタイミングで復調のきっかけを得たのでしょう。

荻野 二軍の試合にも出させてもらって、そこで自分を見つめ直すことができたというのはありますね。一軍の試合だと、どうしても結果を欲しがってしまいますが、二軍戦ではあまり結果を気にせず、自分のスイングをしようということに集中できますから。それがよかったのかなと思います。

――自主トレからオープン戦までは、昨年の約85センチから約76センチに短くしたバットを試していました。

荻野 昨年はバットをけっこう短く握っていたので、それだったら最初からバット自体を短くしちゃえばいいかなと(笑)。そういう考えで試していたんですけど、やはり・・・

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