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選手の肖像インタビュー

DeNA・神里和毅インタビュー 変化を恐れずに── 「リハビリに入った直後は気持ちの整理もできずに、何をやっていいのか分からないような状態でした」

 

まばゆい輝きを放っている選手たちの“今”を切り取る不定期連載インタビュー。第3回に登場するのは、ベイスターズのリードオフマンとしてフィールドを疾駆する若者だ。成長の原動力となっている2年目にかける思いを語った。
取材・構成=滝川和臣 写真=桜井ひとし(インタビュー)、BBM


ベイ打線の火付け役


 今季は一番に固定され74試合出場で、打率.298、本塁打6。強力なクリーンアップが控えるベイスターズ打線の火付け役として成長著しい。その勢いは交流戦でも衰えず、チームトップの打率.303、期間中に放った10本の二塁打は12球団トップ。ラミレス監督が交流戦の野手MVPに名前を挙げたのも当然だった。

 6月11日のロッテ戦(ZOZOマリン)では二塁打、本塁打、右安打で迎えた第4打席に左中間を破る当たりで快足を飛ばして三塁を狙ったが、ベース直前でタッチアウト。サイクルまで「あと2m」のプレーが喝采を集めた。

 ロッテ戦の第4打席はサイクル安打を狙って打席に入ったわけじゃないんですけど、外野守備がもたついている感じがあったので、二塁ベース前で「行ける!」と判断して三塁を狙いました。最後は自分の足が動かず、スピードに乗らなかったですね。

 交流戦はいい感触で打てたように感じています。初対戦するパ・リーグの投手が多い中でも、どんどん振っていって、それが結果につながった。積極的な姿勢は僕の持ち味。それが良かったのかなと。交流戦の後半に安打が出ない時期がありましたが、これは疲れというよりも、相手投手の攻め方がしつこいというか。そこに対応しようとして、打撃が崩れてしまった。特にソフトバンク戦、日本ハム戦はダメでしたね(6試合中5試合で無安打)。インコースを意識し過ぎて体の開きが早くなって、ボールをとらえることができなくなっていました。トップがしっかり作れなくなり、ボールに対して距離が取れなくなっていました。

 それでも交流戦を通して打撃には手応えを感じられ、ラミレス監督からは・・・

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