2019年、令和元年は社会人球界も節目のシーズンである。都市対抗は第90回、そして社会人野球を統括する日本野球連盟(JABA)は創設70周年。組織を束ねるリーダーに現状と将来像について話を聞いた。 取材・構成=上原伸一、写真=高原由佳 今年は都市対抗が90回目、そしてJABAが創設70年目と、社会人野球にとって節目の年にあたります。長い歴史を持つ社会人野球ですが、実はその成り立ちはもっと古く、日本初の本格的な野球チームは1878(明治11)年に誕生した「新橋アスレチックス」という社会人チームでした。私は昨年5月にJABAの会長に就き、社会人野球の歴史の重みをあらためて感じています。
節目の年に際し、社会人野球をより発展させていくために「将来構想プロジェクト」を立ち上げました。具体的に何をするかと言いますと、1つはメーンイベントである都市対抗の魅力を、もっと広く知ってもらうこと。地方色豊かで華やかな応援合戦や、都市対抗独自のシステム「補強選手」によるチーム強化は、他のどんな野球の大会にもないものだと思います。
昨年から全試合、インターネットによる中継をスタートしましたが、東京ドームに足を運んでもらえれば、都市対抗の醍醐味を肌で感じてもらえるでしょう。今年は初めて・・・
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