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吉田正尚の頂ロード Road to Top

吉田正尚コラム「目標を失った高校3年の夏──。ただ、あの時期があったから、今の自分があるとも言えるんです」

 

夏の甲子園には1年夏に出場も2回戦[初戦]敗退。先輩たちの泣く姿を見て、成長を期したのですが……/写真右上のベンチ前にいるのが僕です


スイングの原点は悔しい思いをした夏


 結果を恐れず、力強くスイングをする。皆さんが表現する“フルスイング”とは“力強いスイング”にほかなりません。ヒットやホームランを打つには、このスイングができるかどうかが大事。今、CS進出へ、負けられない戦いが続き、結果が求められがちになる中でも、僕の気持ちはいつもと変わらない。1打席1打席「しっかり“自分のスイング”」をしていくこと。このコラムでも書いてきましたが、そのために昨年のオフから、今春のキャンプで練習を積み、日々の試合前も準備をしてきたわけですから。

 それに、この“力強く振る”ことの大事さを痛感したのが“負けられない試合”の中での打席だったんです。今から8年前の2011年の夏。“一発勝負”の高校野球でのことです。

 敦賀気比高校(福井)では1年生から四番を打たせていただき、1年夏(09年)の甲子園にも出場できました。甲子園は2回戦(初戦)で負けてしまい、先輩たちが悔しがる姿を間近で見て、成長を誓ったのですが『夏の甲子園』の出場は結局この1年夏のみ。2年春のセンバツに出ることはできましたが“一発勝負の夏”は、僕自身も打つことができず、チームは県大会を勝ち上がることができなかったんです。

 特に悔しい思いをしたのが3年の夏(11年)でした。背番号は『3』で、本来の外野手としてではなく、一塁手として迎えた最後の夏。肩を痛めてポジションが変わったことが、まず悔しくて、情けなくて。最後の夏に、何をやっているんだろう、と・・・

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