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CS進出争い最終局面

ロッテ・接戦を勝ち切るためのベンチワークがカギとなる

 

ラスト勝負に向けて、チームの状態は上向きと言っていいだろう。先発陣が試合を作り、攻撃陣も得点力を維持している。それだけに、競り合いを制するための采配がモノをいうはずだ。
※成績・記録は9月8日時点

石川をはじめ先発陣が試合を作れるようになったことは大きい


投打はかみ合うか


 チームの状態は決して悪くはない。あと一歩、歯車がかみ合えば、Aクラス争いから一気に抜け出せるチャンスは十分にある。

 大きいのは先発陣の安定だ。ここへ来て石川歩が完全復活。敵地ヤフオクドームでの9月6日のソフトバンク戦では千賀滉大に衝撃のノーヒットノーランを食らったが、先発のボルシンガーは7回2失点ときっちり役割を果たしていた。そして翌日の同戦では西野勇士が完封でお返し。序盤戦で見られたような、先発が早い段階で試合を壊してしまうということはなくなっている。

 攻撃陣では不動の斬り込み隊長だった荻野貴司の離脱は痛いが、井上晴哉レアードの大砲2人に角中勝也という軸となるべき打者が復調気配。井口資仁監督は毎試合のように打線を組み替えて最適解を模索しているが、チャンス自体は作れているだけに、きっかけ一つで爆発する可能性を漂わせている。

 だが、点を取れば取られ、抑えれば点を取れずという展開の連続で、常に接戦を強いられているのは事実だ。そこを競り勝つためには、これまで以上に・・・

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