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熱セ・シーズン決算

DeNA・総力戦の最終章へ 1998年V以来の最高順位2位。続くCSの戦いぶりを占う

 

巨人を追い切れず、本拠地で胴上げを許してしまったDeNA。2位の座を確保し、CSで最後の力を振り絞る。
※成績は9月22日現在 写真=BBM

9月19日の広島戦[横浜]では、ソトが延長11回にサヨナラ3ラン。頂点には届かなかったが、次につながる形でシーズンを終えたいところだ


一時は首位と0.5差も勝ち切れなかった要因


「いい試合だったが、これも野球。選手はベストを尽くし、よくやってくれた。これからは次の目標であるプランB、2位に向かってベストを尽くす」

 本拠地・横浜スタジアムでの胴上げ阻止、セ・リーグ2位以上確定まであと1アウトと迫りながら、守護神・山崎康晃が同点適時打を浴びると、5年ぶりの頂点を目前にする巨人の勢いを止めることはできなかった。9月21日の巨人戦(横浜)で延長10回に逆転負けを喫し、原辰徳監督の胴上げを見届けたDeNAラミレス監督は、いつものように静かに語り、前を向いた。残り数試合、チームとしては2年ぶりのAクラス入り、1998年にリーグ制覇・日本一に輝いて以来最高の2位フィニッシュの可能性も高い。それでも、悔しさばかりが残るのは、21年ぶりの優勝が手の届くところにありながら勝負どころで勝ち切れなかった後悔が大きいからだろう。8月4日に首位巨人に0.5ゲーム差まで迫りながらとらえきれなかった。9月に入ってからも優勝目前で足踏みする相手との差を縮められず、直接対決は1勝4敗と負け越した。

 誤算だったのが・・・

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