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2019惜別リポート

阪神・横田慎太郎 目の状態が上がらず、現役断念

 

完全復活の願いは叶わず、ユニフォームを脱ぐ決意をした横田/写真=前島進


 誰もが身体能力の高さに魅了され、阪神の将来を背負う存在と期待を寄せていた横田慎太郎。2017年2月に脳腫瘍と分かり手術を受けた。そこから必死のリハビリを続け、完全復帰を目指していたが、9月22日、現役引退を表明。球団事務所で会見を行った。

「やっぱり一番に(脳腫瘍の影響で)目のほうが大きいです。自分で打った打球もまったく見えず、ピッチャーに投げてもらう球も二重に見えたり、守備の際にもボールが二重に飛んで見えたり、目がぼやけるということが多かったので、来シーズンこれを続けても厳しいかなと思い、決断しました」と引退の理由を語った。

 17年のキャンプ中に目がかすみ、視界がぼやける日々が続いた。診断は「脳腫瘍」で手術は15時間にも及んだ。術後、目がまったく見えず、トイレや食事には両親の介護が必要だった。薬の副作用で頭髪がすべて抜けたときには、ロッテなどで活躍した父、真之(横田真之)さんが同じように丸刈りにし、励ました。

 7カ月間の闘病を終えた後は、一軍復帰を目指した。18年から育成となり、入団時から4年間着けていた「24」を取り戻すために必死に練習に取り組んだ。それでも、目の状態が上がらず、24歳という若さで現役生活にピリオドを打った。

阪神/外野手 24歳/在籍 2014〜2019年
NPB通算成績 38試合20安打0本塁打4打点4盗塁、打率.190
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