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2019ドラフト 社会人の逸材

太田龍(JR東日本) 名門でホップ、ステップ、ジャンプ

 


1年目のフォーム固めが奏功


 JR東日本には、投手が育つ土壌がある。太田龍は入社1年目に田嶋大樹(現オリックス)、2年目は板東湧梧(現ソフトバンク)とエースの背中を見てきた。

 鹿児島・れいめい高時代から最速149キロの大型投手として注目を浴びた。都城高・山本由伸(現オリックス)、九産大九産高・梅野雄吾(現ヤクルト)と並び「九州BIG3」と騒がれた。3年夏の甲子園出場をプロ志望届提出への目安としていたものの、県大会準々決勝敗退。だが、結果として提出を回避した理由は、同夏に右ヒジを痛め「仮に指名されても焦るだけ。レベルの高い社会人で3年間プレーして、上位指名でプロへ行く」と、ビジョンを描いていたからだった。

 しかし・・・

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