週刊ベースボールONLINE

2019ドラフト 高校生の逸材

森敬斗(桐蔭学園高) “ALL OUT”研ぎ澄まされた野球センス

 


16年ぶりセンバツに寄与


 2018年ドラフトは高校生遊撃手が大豊作であった。報徳学園高・小園海斗(広島)に4球団、大阪桐蔭高・根尾昂(中日)に4球団が競合。また、第2回入札(外れ1位)では天理高・太田椋(オリックス)が指名されている。

 昨年のドラフト対象である、この3人の中に入っても「No.1」と、森敬斗に太鼓判を押していたのがオリックス・由田慎太郎スカウトだった。桐蔭学園高(のち早大)の先輩という関係性だからではない。純粋に、将来性の高いプレースタイルに惚れ込んでいた。

「スピードが違います。持っている能力が違う。小力もあるんです。外れの1位、2位では指名される存在だと思います」

 一躍、森がその名を高めたのは昨秋の関東大会である。優勝候補と言われた常総学院高との1回戦で逆転サヨナラ満塁本塁打。また、春日部共栄高との決勝では決勝アーチを含む2本塁打を放ち、24年ぶり優勝の立役者となった。

 そして16年ぶりに出場したセンバツでは初戦敗退(対啓新高)も3安打を放ち、全国舞台でも変わらぬシュアなスイングに、ネット裏で視察したNPB12球団のスカウトは評価を高めた。

 その魅力は・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング