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2019ドラフト 高校生の逸材

西純矢(創志学園高) タフな18歳、万事に動じぬ“大物感”

 


躍動する154キロ右腕


 オーストラリアとのスーパーラウンド最終戦。日本は1対4で惜敗して、U-18W杯の5位が決定した。悲願の世界一が完全消滅したばかりか、最終日の決勝、3位決定戦を待たずして敗退が決定。最終日は「試合なし」という異例の展開となった。“終戦”ともなれば、話題は「その先」となる。茨城国体へ出場する選手以外の3年生にとっては、高校ラストゲーム。つまり、進路の確認に追われる。そこで、まさかの発言をしたのが西純矢であった。

「高卒プロは大変だと思う。大学で4年間というのもありなのかと。いろいろな選択肢から考えたい」。翌日、今大会のホームラン王(2本塁打)に輝いた表彰式後も「いろいろな人の意見を聞きながら、自分にとって一番良い選択ができるように、ゆっくり考えたい」と語っている。

 2019年のドラフト戦線における「高校四天王」の一人。昨年末の段階から大船渡高・佐々木朗希、横浜高・及川雅貴、星稜高・奥川恭伸と並ぶ逸材として注目されてきた。西の場合、昨夏の甲子園1回戦(対創成館高)で16奪三振。また、自らを鼓舞するためのガッツポーズが大きな話題と・・・

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