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引退惜別MEMORIAL

メッセンジャーとともに駆け抜けたローリングスのグラブ

 

阪神で10年間メジャーを含めたプロ野球生活21年間メッセンジャーとともに打者に立ち向かっていたのがローリングス社のグラブだ。二人三脚で歩んできた信頼高きグラブを紹介する。

2018年度にグレーブラックのカラーに変更し2年間使用したグラブ


 メッセンジャーが本格的に投手としてマウンドに上がったのは17歳、高校生のときだ。11歳のころまでは主に遊撃でプレーしながら、内野が専門のポジションだった。現役中も「僕は元内野手だったから」と守備にも絶対の自信を持っていた。

「ショートストップをやっていたときの感覚が僕の中にあるから」と現役時代に使用していたグラブは、小さめに作られている。メジャー投手、日本人投手の多くは握りを隠すためなどの理由で、大きめのグラブを使用することが多いのだが、メッセンジャーのそれは、かなり小さめだ。

 今季まで使用していたグラブは、2018年シーズンに変更したものだ。形や、大きさは従来どおりで、変更した点はカラーのみ。遠目からだとそれまで使用していたブラックに見えるが、実際にはグレーブラックという種類に変更した。このグラブにはカラー以外の部分でもメッセンジャーならではのこだわりが・・・

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