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悲喜こもごも「運命の1日」ドラフト全史

【1986年ドラフト】5球団競合の近藤真一は意中の球団へ。西武は“隠し玉”の森山良二を1位指名/ドラフト全史1965-2018

 

今年もまた、ドラフト会議がやってきた。1965年秋からスタートし、55回目。制度をさまざまに変えながら歴史を紡いできた。ここでは2018年の会議まで1年ごとに振り返っていく。

中日1位・近藤真一[享栄高]


“KKドラフト”の翌年、最も人気を集めたのは春夏甲子園を沸かせた近藤真一(享栄高)だった。意中の球団は地元・中日。ヤクルト、中日、日本ハム阪神広島の5球団が競合となったが監督に就任したばかりの中日・星野仙一監督が2番目で当たりクジを引き当て、「近藤、約束どおりやったぞ!」とテレビカメラに向かって叫んだ。近藤は大成しなかったが、翌87年8月9日の巨人戦(ナゴヤ)での初登板初先発ノーヒットノーランの快挙を成し遂げた。

 近藤に続き、指名を集めたのが・・・

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