週刊ベースボールONLINE

12球団2019年シーズン回顧

オリックス・開幕から借金生活も若返ったチームが奮闘/12球団2019年シーズン回顧

 

結果を見れば5年連続のBクラス、3年ぶりの最下位に終わったが、来季以降へ向けた確かな光も。若返りが進む中で“経験”の1年になった。

就任1年目の西村徳文監督[背番号77]は、若手主体のチームづくりに着手した


浮き彫りになった課題


 開幕から勝機を逃すばかりだった。日本ハムとの開幕戦(札幌ドーム)は、8回に同点に追いつかれ、延長10回にサヨナラ満塁弾を浴びて黒星発進となると、開幕2戦目もリードしながら9回に同点に追いつかれて引き分けに。開幕5試合目となった4月3日のソフトバンク戦(京セラドーム)では、先発・山本由伸が8回一死まで無安打の快投も、攻撃陣が決め手を欠き、延長12回を終えても無得点で引き分けと投打がかみ合わず。ようやく勝利を挙げたのが開幕7戦目の楽天戦(京セラドーム)だった。

 その後も勝ち切れない。山岡泰輔、山本由伸、榊原翼ら、先発ローテが、しっかりゲームメークする一方、打線が湿って援護できず。吉田正尚が開幕から14試合で打率.208、新助っ人のメネセスも4月は.167で、ロメロも故障で出遅れるなど、主力の相次ぐ不振&故障で打線が低空飛行を続けた。さらに・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング