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吉田正尚の頂ロード Road to Top

吉田正尚コラム「短期決戦は受け身になってはダメ。準備を欠かさず、積極的にいく」

 

初対戦の投手ばかり。ネクストやベンチでの準備は、より大事になります


受け身になってはダメ


 目指すものは1つ。当然、世界一です。今、日本代表の一員として『プレミア12』での戦いの真っただ中。普段は一緒にプレーをすることがない他球団の選手と団結し、“共通目標”に向かってチームの士気は高まるばかり。日の丸の重圧を感じつつも、世界の頂を目指すチームの雰囲気は明るく、良い緊張感を保ちながら試合に挑んでいます。10月22日に宮崎での合宿が始まり、28日から沖縄へ。そしてカナダとの強化試合を経て、台湾でオープニングラウンドの3試合を戦いました。僕は今年でプロ4年目。クライマックスシリーズも、日本シリーズも経験したことがないので、プロに入って初めての“短期決戦”になります。ただ、だからと言って、特別に何かを変える必要はない。このコラムで書いてきたとおり“自分のスイング”をするだけです。そのために必要なことは“準備”ということに変わりはありません。

 今大会では指名打者での出場がほとんど。だからこそ、ベンチの中で相手投手をしっかり観察し、守備に就いていなくても球場の雰囲気を、しっかり感じ取る。そうして打席へ向けての準備を欠かさず、集中力を高めていくことをより意識しています。これも、シーズン中と何ら変わらないことです。

 でも“いつもどおり”の意識を持っていても、普段どおりにできないことだってある。1敗の重みが大きい国際大会では、当然、普段とは異なる重圧がかかることもあると思うんです。そこで、より意識していることが1つあります。

 それは・・・

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