オープニングラウンド第3戦のチャイニーズ・タイペイ戦では11安打で8得点を挙げるなど、3連勝でスー
パーラウンド進出を決めているが、打線は決して良い状態だったわけではない。ベネズエラ戦では先発のドウブロントの前に4回1安打、プエルトリコ戦でも3回の1イニングで4点を奪っただけ。ただ、いずれの試合でも効果的な1本を放ち、相手に傾きそうな流れをとどめたのが、全試合で四番を託された
鈴木誠也だった。
ベネズエラ戦では5回に一時逆転となる適時打に、再逆転後の8回に追加点となる犠飛を放って2打点を挙げると、プエルトリコ戦では先制直後に投手陣に大きな援護となる3点本塁打。チャイニーズ・タイペイ戦では初回に先制適時打を放つと、3回には2戦連続となる2点本塁打。オープニングラウンドでは12チーム中トップの3戦2本塁打&9打点に2盗塁と四番の働き。打線の核に抜てきした
稲葉篤紀監督も「文句なく日本の四番。状態もいい」と信頼を置く。
日本に舞台を移して行われるスーパーラウンドに向けて「応援も多いと思うし力が出る。100%以上の力で頑張りたい」と気合も十分だ。
PROFILE すずき・せいや●1994年8月18日生、東京都出身。右投右打。181cm96kg。二松学舎大付高─
広島13(2)