11月26日、都内ホテルにてNPB AWARDS 2019が開催され、ファーム部門では小社選定のビッグホープ賞を、イースタン・リーグでは巨人の山下航汰が、ウエスタン・リーグではソフトバンクの田城飛翔が受賞した。将来の日本球界を背負って立つことが期待される期待の若手の2人に喜びの声を聞いた。 取材・構成=菅原梨恵 千賀滉大、甲斐拓也を筆頭に、今季の周東佑京など、チームで、日本代表で、存在感を放つソフトバンクの育成出身選手。彼らに続けとばかりに、ウエスタン・リーグで育成3年目の新星が誕生した。鋭い打球を広角に打ち分け安打を量産。リーグトップ108安打を放ち、同2位の打率.307をマークした。得点圏打率.369と勝負強さも光るヒットメーカーは、来季の支配下登録を見据えている。 アピールしないといけない立場だったので、自分の中では今季の成績に満足はしています。もちろん欲を言ったらタイトルが獲れればよかったですが、このような名誉ある賞をいただけて、1、2年目の自分では予想できなかった位置にいる。自信にはなりますね。野球人生の中で最も充実した年になりました。
昨年の今の時期の自分からしたら、今季の目標は「二軍でレギュラー」。支配下とまでは考えていなかったのが正直なところです。三軍で過ごした2年間があるので、とりあえず二軍で出ないと支配下の可能性がない、と。そのためには“打つこと”。なので、7月末の期限を迎えて今季中の支配下登録がかなわなかったときも、気持ち的には落ちましたが、やる気が落ちることはなかったです。だからこそ、リーグ最多安打を記録することができたのだと思います。
昨オフの自主トレで
中村晃さんに・・・
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