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吉田正尚の頂ロード Road to Top

吉田正尚コラム「課題も収穫も“開幕直後”。『心技体』の3文字を痛感した1年でした」

 

あらためて、気持ちをフラットに持ち続けることの大切さを学んだ1年でした


折れかけた心


 早いもので12月も中旬。2月1日のキャンプインまで1カ月半となりました。オフとはいえ、来季に向けて大事な時期。ファンの皆さんと触れ合うことができる貴重な時期でもあるので、トークショーなどのイベントを行いながらも、時間を見つけトレーニングで汗を流しています。

 原動力は1つ。来季は「今季を超える」ため。今シーズンを振り返れば開幕直後にヒットが出ず、苦しいスタートになりました。なぜ打てなかったのか、なぜ結果が出なかったのか。それは「うまくボールにアジャストできなかった」ことがすべてです。ボールの下にバットを入れてバックスピンをかけようと思っても、ボールの上をとらえてゴロになったり、逆に下に入り過ぎてポップフライになったり……。タイミングも差し込まれての弱い打球もありました。

 開幕直後は「目で見たボール」に対し、「スイング軌道」が一致していなかったんです。要は“感覚のズレ”。これは実戦だけでなく、試合前などの打撃練習でも感じていたこと。イメージどおりに打球が飛ばない自分の状態に加え、チームも開幕から6試合勝てず(4敗2分)、心が折れかけたのは事実です。ただ、完全に心が折れなかったのは・・・

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