昨季途中から監督代行を務めた平石洋介監督が正式に就任。前半戦は先発ローテの柱である両右腕が不在の中、新加入の長距離砲2人を中心とした新打線がカバー。上位2強には及ばなかったものの、ロッテとのデッドヒートを制してAクラス入りを果たした。 劇的逆転勝利もあるなど、打線が粘りを発揮した
光った救援陣の奮闘
エース・
則本昂大が3月に右ヒジのクリーニング手術を行い、開幕投手を務めた
岸孝之もその試合で左太もも裏を痛めて緊急降板。開幕早々に先発二本柱を欠くという緊急事態となってしまう。今季、チームの勝ち頭は
辛島航で9勝、
美馬学と
石橋良太が8勝で続いたが、則本昂は5勝、岸はわずか3勝。先発に2ケタ勝利投手が不在の中、上位に進出できた要因は救援陣の充実だった。
先発投手陣に不安がある中で、継投により勝機を見出した。中継ぎでは64試合登板の
森原康平を筆頭に、62試合登板の
青山浩二、さらには
ブセニッツ、
宋家豪、
高梨雄平らが安定した投球を見せ、試合を壊さなかった。そしてクローザーの
松井裕樹はチーム最多の68試合に登板。キャリアハイとなる38セーブをマークし、セーブ王のタイトルを手にした。サヨナラ勝ち3度の5月は、先発投手に白星が付いたのが8試合に対し、救援投手は6試合だった。
外国人枠をめぐるし烈な争いも相乗効果となった。開幕当初は
ハーマンが一軍で投げていたが・・・
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