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2020プロ・アマ球界大展望

12球団に拡大するBCL。四国ILは新体制で新時代へ

 

徳島が2年ぶりの日本一の座を奪還して、2019年の独立リーグは幕を閉じた。その直後から翌年に向けてBCリーグ、四国ILは着々と準備が進められている。両リーグにとって、「2020」は「変化」の1年となりそうだ。
文=岡田浩人(BCリーグ)、高田博史(四国アイランドリーグplus)

2019年は徳島インディゴソックスが独立リーグ日本一に輝いた


【BCリーグ】神奈川が新たに参入


 ルートインBCL(ベースボール・チャレンジ・リーグ)は神奈川県民球団の参入が決まり、2020年は計12球団によるリーグ戦が行われる。東地区は神奈川を含む6球団。西地区は一時存続が危ぶまれた福井が新運営会社での存続が決まり、これまで東地区だった新潟が加わった6球団でのリーグ戦となる。

 19年は創部3年目の栃木が初のリーグ優勝を飾った。20年も寺内崇幸監督(元巨人)が指揮を執ることが発表され、東地区の優勝争いをけん引することが予想される。群馬は4年間で2度の日本一に輝いた平野謙監督(元西武など)が退任し、19年に四国・徳島を日本一に導いた牧野塁監督(元オリックスなど)が就任。神奈川は鈴木尚典監督(元横浜)の手腕に注目が集まる。

 西地区は昨季地区優勝の信濃が20年も優勝争いの中心となることが予想される。柳沢裕一監督(元巨人)の下、19年のメンバーがほぼ残る。東地区から移る新潟、新監督が就任する富山、石川、福井の3球団、そして参入3年目の上位進出を狙う滋賀が追う。

 19年秋のNPBドラフト会議では支配下1人、育成4人の計5人がNPBの扉を開いた。中でも・・・

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